読み方:えふろれっせんす
コンクリートやモルタル、タイル目地部より表面に現れる白い生成物を指す、状態説明のための用語。白い華が咲く表現を用い「白華(はっか)現象」とも呼ばれている。
なんらかの理由でコンクリート表層部に侵入した水分が外部へ浸み出し、蒸発する際に溶け込んでいた炭酸カルシウムを残してゆくので外壁面では白い華が咲いたようになります。
また、タイル面の場合は目地より染み出た水分が雨だれのように垂れてしまう状態や、上裏(あげうら)に発生する場合は鍾乳石のようにつらら状になる場合があります。
エフロレッセンスそのものが建物の強度を直ちに落とすものではありませんが美観上気になさる方も多く、大きく発生している箇所は一定の水分が定期的に発生している事が考えられます。
クラック等で水道ができてしまっている場合は、内部の鉄筋が腐食しやすい状態となります。建物診断では調査及び補修検討箇所として取り上げられる症状の一つです。